《最大の防衛は「食料自給率」を上げ「日本国の潜在力」を信じる事》

「食料自給率」の向上。これは安倍政権が進めるグローバル化とは対極にある考え方だ。70数年前、我が国は、強烈な経済制裁という名の暴力に追い詰められて、自衛戦争に打って出た。あの時は石油と屑鉄の禁輸が致命的に堪えた。

今、ロシアが当時の日本と同じように虐められている。併し、ロシアには資源があるし、穀物があるから、まだまだ充分持ち堪えられる。ロシア国民の結束も簡単には崩れないだろう。米国という強大国は、外交に似非道徳を持ち込み、自らを善の高みに置き、道徳的に劣るとされた悪い国を懲らしめ挑発する。中東でもウクライナでも、それをしてきた。

米国は、国際金融資本、国際石油資本などの資本家(マフィア)達の傀儡と成り果てて、世界を掻き回し続けてきた。掻き回された結果、中東諸国に平和は訪れただろうか? イラクを戦後日本のように統治し、米軍を駐留させ、シリア、イランに睨みを効かせる…予定だったが、失敗してイスラエルを落胆させた。今やテロリズムの温床となり、世界中が迷惑を受けている。

日本もいつ米国の怒りを買うかも知れないという現実に気付くべきだろう。国際金融マフィアは、露骨に日本の郵便貯金を狙っている。医療分野では「国民皆保険制度」の切り崩しを狙っている。薬価は物によっては高騰し、何れ貧乏人は言うに及ばず、中流意識を持つ国民も高度医療を受けられなくなる時代がやってくる。既に混合医療というかたちで、公平な医療は危機に瀕している。つい最近のニュースでは、肺癌の特効薬である新薬を使用するには完治するまで平均3,500万円の薬代がかかるという。TPPとは、それほど恐ろしいものなのだ。

今は、例えば「虫垂炎」(盲腸)の手術をして、18日間入院したとしても、日本国民なら例外なく本人負担は9万円程で済む。世界に冠たる「国民皆保険制度」のお陰である。米国なら200万円〜300万円請求される場合もある。これがグローバル・スタンダードである。国民皆保険制度の適用範囲を制限する事は何としても防がねばならない。

コメが完全自由化されれば、平均以上の味の安いコメがどんどん入ってくる。日本の米農家の大規模化、企業参入で対抗できるだろうか。こうして様々なものの国際分業に拍車がかかる。そういう世界では、経済制裁は致命的である。経済制裁を受けても、貧しさに耐えさえすれば、最低限、国民が飢えずに暮らせる。これが何よりの防衛力だろう。

特亜と事を構えたら、「制裁だ」と米国に言われれば、日本は戦わずして敗れる。尖閣周辺の海底に眠る、厖大な石油・ガスが中共に手に落ちてしまうかも知れない。竹島は永久に日本に返ってこない。そういう事態にならない為に、今、国民一人一人にできる事がある。食料自給率向上への寄与だ。

今、農業は、農村部と都市部で分業化されている。都市部でもプランターで食料をつくれば、僅かながらでも「都市部の農業化」となる。例え1%でも食料自給率を上げる意識を持つ事が重要だ。幸い、水田でなくても育つ稲「イセヒカリ」がある。今の日本で、これを実現するのには、革命的意識変革が必要な事、限りなく非現実的な事は、指摘されるまでもなく分かる。

併し、実現可能性が薄いからといって、諦める訳にはいかない。日本という、神武天皇即位紀元(皇紀)2676年の歴史を持つ「国家」の命運がかかっているのだ。日本から「稲作文化」を消し去ったら、国柄が残らない。天皇陛下は伝統文化の最高位の祭祀として人知れず祭祀としてのご公務を執り行なわれている。稲作は日本の伝統文化の重要な要素である。今上天皇陛下は、昭和天皇陛下から稲作を受け継がれておられる。

1972年(昭和47年)、ブレジネフ政権下のソ連で、大干ばつが起こり、穀物(主にトウモロコシ)を緊急輸入した。それ以来、穀物メジャーが「穀物の戦略物資」としての価値に気づいた。そうして日本は米国の穀物メジャーに牛耳られるようになった。国民の知らないところで「減反政策」という愚かな政策を日本は取らされてきた。

この上、TPPによるコメの国際分業化など断じて許してはならない。コメだけ自給して何になると嗤わば笑え。実は日本は潜在的なエネルギー大国でもある。尖閣周辺の海底には、エジプトに比する石油資源が埋蔵されているという。熱水鉱床周辺にはレアアースが在り、日本近海にはメタンハイドレードが多量に存在する。

穀物とエネルギー、そして国民の覚悟があれば、大抵の事は乗り切れる。今のロシアには、それがある。今の日本人は、日本には何もないと教えられて育ってきた。併し、日本には、その気になりさえすれば、資源も穀物も自給できる実力がある。都市鉱山などもどんどん活用すべきだろう。弱気になって諦めてはいけない。

このままでは日本は資本家の傀儡国家 米国の喰い物にされてしまう。尖閣に眠る石油資源を手に入れる為に、日中にいざこざを起こさせ、米国が仲裁に入って、日米中三箇国共同開発などという可能性も全く考えられなくはない。そうなれば日本国の財産は悉く金融マフィアや石油マフィアに奪われてしまう。

日本人よ、いつまで惚けているつもりか! なぜ国民一人一人が、命懸けで尖閣を護ろうとしない。なぜ醜悪で強欲なグローバリズムを排斥しない。米国に阿る政治家の行動に、抗議の声をあげよ! 日本をグローバリストに明け渡そうとする、政権に抗議の声をあげよ! 日本国民よ、愛国心というものについて、たまには真剣に考えたらどうか? 我々の大切な子々孫々の為に。