《 正しい歴史観を堂々と語り合える日が来る事を信じて、我々日本国民は「史実」を見失なわない努力をし続けなければならない。我々はどの様な妨害に遭おうとも、「史実」を語り継いでいく責任がある。》

残念な事に、先の大戦を「太平洋戦争」と呼び慣らわし、日本は悪い事をしたと教えられ、未だにそれを疑わないのが普通と信じる日本人が多く居る。嘘の教育を施され、疑う事もなく人格形成に至った「脱け殻」のような日本人の何と多い事か。

先の大戦の本当の呼び名は「大東亜戦争」である。1941年(昭和16年)12月10日に、大日本帝国政府は正式に、この戦争の呼称を「大東亜戦争」であると発表した。敗戦後、米国はこの呼び名を禁じ The Pacific War「太平洋戦争」と呼称変更を強いたが、戦時中は米国でさえ The Greater East Asian War と称していた。

そもそも逃げ場無く不当に追い詰められ、国家存亡を賭けて米英に宣戦布告して始めざるを得なかった戦争であった。勝手に宣戦布告してきたオランダは、開戦後間も無く脱落した。米国は、英国・オーストラリア・ソ連などに手柄、戦勝国利権を渡すまいと、日米戦争の色合いを強める為に The Pacific War としたかったのだろう。

そんな不純な呼び名を、日本は戦後71年経っても正式な呼称に戻そうとしない。サンフランシスコ講和条約締結により、形式的には独立国となってから64年を経た今も、教育の場でも、マスメディアでも、「太平洋戦争」と呼んでいる。名は惜しまねばならない。安売りしては駄目だ。先人は「大東亜戦争」の名の下に戦ってくださった。

俯瞰すれば「大東亜戦争」の人類史的な価値が見えてくる。何の戦争準備もせずに、追い詰められて自存自衛の為に始めた戦争で、結局 惨敗してしまったとはいえ、勝者たる白人国家群は何を得たのか。数百年に及ぶ有色人種国家の植民地支配権を殆んど全て手放してしまったではないか。

人種差別撤廃、全世界に於ける白人による植民地支配撤廃の理想に目を向けずして「大東亜戦争」は語れない。第一次世界大戦後のパリ講和会議の国際連盟委員会に於いて、大日本帝国が主張した、「人種差別の撤廃を明記の提案」は、大英帝国の自治領であったオーストラリアや米国上院が強硬に反対し、ウィルソン米大統領の強引な裁定で否決された。国際会議に於いて人種差別撤廃を明確に主張した国は日本が世界で最初であった。これは戦後教育に於いて、何度強調しても良い事であるが、日本国民はこの事実を殆んど教育されていない。

人種差別撤廃案提出に反感を持った白人宗主国群は、「大東亜戦争」に勝利する代償に、アジアの植民地を悉く失った。「大東亜戦争」敗戦後も、アジア各地に残った日本兵は、東南アジアに約2000名、ベトナムに約800名と現地に骨を埋める覚悟で、独立戦争の指導に命をかけて戦った。

アジアに於ける白人による植民地支配からの解放の理想は1975年(昭和50年)4月のサイゴン陥落を以って完結した。止むに止まれずの開戦とはいえ「大東亜戦争」とは、そういう崇高なる理念が根底に流れる戦争であった。戦争とは人と人の殺し合いであるから、全てを綺麗事で片付ける事はできないが、「大東亜戦争」無くして、人種差別撤廃は成し得なかったであろう。義務教育では、こういう事をこそきちんと教えるべきなのに、未だに間違った贖罪意識を子供達に教えている現実は悲しむべき事である。

教育は「国家百年の大計」と言う。大東亜戦争 敗戦直後に米内(よない)光政海軍大臣が「日本民族は優秀だから50年経てば必ず蘇る」と上奏したところ、昭和天皇は「朕はそうはおもわない。300年はかかるだろう」と言い切られたという。歴史ある国がひとたび折れてしまうと、立ち直るのにもそれだけ長い年月がかかる、という事なのだろうか。

フィナンシャル・タイムズ、タイムズ、ニューヨーク・タイムズの東京支局長を歴任したベテラン ジャーナリスト、ヘンリー・ストークス氏は、著書「英国人記者が見た連合国戦勝史観の虚妄」の中で、「南京大虐殺」は虚構であると記した。

H・ストークス氏は、2013年、「南京大虐殺」否定の文言が無断で加筆されたとの〈日本の報道〉をめぐりインタビューに応じた­。報道は『共同通信』が2014年5­月8日に配信し、東京新聞などが掲載した他、The Japan Timesでも英文版が掲載された。併し翌日、翻訳者に加筆さ­れたと報じられた部分は自分の見解と同じだとする「著者の見解」が発表された。

敗戦利得者が紡ぎ出した虚構や、戦争当事者達が姿を消し、時を経れば、こうした良心的な歴史解釈の機運も出て来よう。勿論、その逆の風潮が蔓延する可能性も考えられる。併し、自由闊達な議論ができる時代の到来を信じて、今居る我々日本国民は歴史の真実を訴え続けて行かなければならない。

米国を始めとした戦勝国と、戦後建国された中共・韓国が、如何に捏造史観を広めようとも、日本人は正しい歴史観を歪めるに任せてはならない。在日韓国朝鮮人たちは、敗戦直後の自らの悪行を隠蔽するのに必死だが、日本人たる者、事を荒立てまいと、この問題を含めた捏造史観が定着してしまうのを黙認してはならない。その意味で、現 安倍政権と官僚たちの歴史観が狂っているのは日本人として恥ずべき事であるが、我々日本国民一人ひとりが「真実の守護者」となるべき覚悟を持ち続け、如何なる言論封殺にも負けない強さと執念を打ち棄ててはならない。我々が求めているのは〈歴史の正義〉だけである。私たちの大切な国、日本と子々孫々の為に。