国際金融資本家は、今も国際社会の裏で暗躍している。》


ユダヤ人という人々は特定の国家を持てなかった。古代イスラエル王国は存在したが、バビロニアに奴隷の国として乗っ取られたり、ローマ帝国に属国化、奴隷化されたり、その地域から全員逃亡したりで、国家を持たない難民のようにしてヨーロッパ各地を流離(さすら)って生きてきた。


ユダヤ人が〈ユダヤ教を親の代から信仰している者〉を指すのは、国土の消失によって失われかけた民族的アイデンティティーを維持する唯一の方法であった為と思われる。現在のイスラエルは英国の信託統治から独立した国家だが、本来の「イスラエル12支族」と呼ばれるものの一部が集まったに過ぎず、完全な復元体とは到底言えない。彼等は未だに世界中に散っている。


首都はエルサレムであると主張しているが、国際連合などはテルアビブをイスラエルの首都と見做している。イスラエルはシオニズム運動を経て、1948514日に建国された。中共より1つ年上なだけの若い国である。建国の経緯から、パレスチナ人およびアラブ諸国との間に、深刻なパレスチナ問題を抱えている。


ユダヤ人はキリスト教的に重要な意味をもっている。救世主イエスキリストはローマ帝国支配下のユダヤ地域で生まれ、伝道の後そこで処刑されたとされている。この為、キリスト教がヨーロッパ全体に波及した際に、「我々の神の子を殺したのはユダヤ人だ」というような思想の対象になってしまった。例えば日本の江戸時代の穢多(えた)、非人ではないが、差別されればされるほど結束を固めようとするものだ。例えが悪いかも知れないが、これに似ている。


元々、移民のように流入してきた上に、宗教的な制約があったのだから、ユダヤ人は非常に差別されていた。そこで彼らが従事したのは当時賤業とされていた金融業であった。日本でも戦後の在日が高利貸しを専らとしたように。金融など金にまつわる仕事は、当時のヨーロッパでも卑しい職業で穢れているとされていた。キリスト教でも徴税人は罪ある職業だとされているから、彼等はそこに追いやられ、そこに生きる道を見出さざるを得なかった。


併し、これがユダヤ民族の運命を変える。当然の事ながら、貨幣経済・資本主義の発展に伴ってお金のもつ権力は強大化した。併し、多くのキリスト教徒は信仰の理由から手を拱(こまね)いていた。そして、金融の重要性に気づいた時には、既に金融界はユダヤ系に牛耳られていた。勿論、その財力は政治にも大きな影響力を及ぼし、その影響力は時代とともに更に強大化していった。


ユダヤ人が国家を持たないという点は重要なポイントである。つまり、様々な国に居着いては、ユダヤ系民族を今も拡大しているのである。これが反感を生み、当時のユダヤ系移民の貧しさと相まって、旧ソ連やナチスドイツなどの迫害に繋がる。因みに、数年前の資料で、世界185箇国への移民実績を誇る韓国人も移民した地で嫌われる事で結束を強めているというのが面白い。併し、残念ながら韓国系はユダヤ系ほど優秀ではなく何の取り柄も無いから惨めなものである。韓国系と比べてはユダヤ系に失礼であろう。


注目すべきはユダヤ人の教育方法である。ユダヤ人は親の1番の責任は子供を教育する事にあるとの思想が根強く、反復学習を大切にしていた歴史があるそうだ。その為、金儲けに秀でた優秀な人材を多く輩出している。金を持っていて、発言力があり、世界中に自分の同志をばら撒き、優秀な人材の多いユダヤ人は、世界支配をも目論んでいるという事だ。


実際、ロスチャイルド家を筆頭に、ユダヤ人たちは、ナポレオン戦争以前から、計略を巡らせ、機転を利かせ、時に多くは汚い手を使いながら、資産を膨大に増やしてきた。彼等の金儲けの汚さと巧みさを示す具体例には事欠かないが、ここでひとつ事例を挙げよう。


【イギリスへと渡った初代マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド家の三男 ネイサンは、1810年にロンドン証券取引所の支配者フランシス・ベアリング亡き後、新しい支配者となり、世界一の金融王としてイギリスがヨーロッパ同盟諸国に提供した4200万ポンドの資金の半分を調達するまでになっていた。


1815年、ネイサンは「世紀の大儲け」に成功する。皇帝ナポレオン率いるフランス軍と、イギリス=オランダ=プロイセン連合軍が戦ったワーテルローの戦い。この戦争は、仮にイギリスがフランスに負ければ、大陸のパワーバランスが崩れ、イギリスの大陸に於ける利権が一気に失われかねないという事で、非常に大きな意味を持っていた。


この時、イギリスは国債を発行する事によって対ナポレオン戦争の軍資金を調達していた。イギリスが負ける事になれば、当然、イギリスの国債は大暴落する。投資家たちは、皆、戦争の行方を固唾を呑んで見守っていた。


戦争終結から数日後、イギリスの国債は大暴落した。その理由となったのは、ネイサン・ロスチャイルドだった。その日の朝、ロンドン取引所の持ち場にいたネイサンは、青ざめ、疲れきった顔をして、急に国債を売り始めた。


ネイサンは、イギリスに対して莫大な投資を行なっており、また独自の情報ネットワークと情報を素早く手に入れる為の手段(個人の快速船など)を有している事が知られていた。


ロンドンの市場関係者たちは、「ロスチャイルドが債権を売っているという事はイギリスが負けたのだ」と考え、我先にと債権を売り始め、最終的に国債は大暴落した。


併し、実際はナポレオンがイギリスに敗北。当然、戦勝国であるイギリスの国債は、大暴落した次の日には、イギリス勝利の情報とともに暴騰した。その時はネイサンがイギリス国債を大量に買い漁った後だった。


誰よりも早く、そして密かにイギリス勝利の確かな情報を手に入れていたネイサンは、イギリス国債を売りまくり、イギリス敗北を偽装する傍ら、代理店を使って、紙屑同然の値段の国債を買いまくっていたのだった。


これにより、多くの投資家と、ほぼ全ての名門の家系が破産し、対してネイサンは約100万ポンドの利益を得たといわれている。当時の価値では天文学的な数字で、この日の儲けで彼の財産は2500倍まで膨れ上がった。後に「連合国はワーテルローの戦いに勝ったが、実際に勝ったのはロスチャイルドだった」という諺が残っている程である。】


現代の国際金融資本家も、機略を用いて、他人の不幸の上にのみ成り立っている。陰謀説と聞くだけで頭から馬鹿にする輩は何時の時代にもいるものだ。どうでもいい彼等を説得しようとは思わない。併し、国際金融資本家どもの最大の収入源が、今も戦争である事を決して忘れてはならない。彼等は今も活発に暗躍している。


日露戦争開戦前、日本の戦時国債の半分を引き受けてくれたをウォールストリートのヤコブ・シフもユダヤ人であった。残り半分の国債の多くもシフの紹介によりユダヤ人が購入してくれた。併し、日本への愛情からなどではない。彼等はロシアの国債もしっかり買っていた。


ウクライナ問題も、シリア問題も、IS = Islamic State of Iraq and Syria 問題も、今までとは違う視点に立てば、異なる様相が見えてくる。世界中に10億人のカトリック信者と膨大な数の教会網を張り巡らすバチカンのローマ法王は、最近、第三次世界大戦に言及した。プーチン氏を執拗に追い詰めるオバマ氏の米国の動向が不穏であるからだろうが、トランプ新政権に於いては様相を異にするだろう。米国の主敵はロシアではなく中共になりそうだ。日本はいい加減に惰眠から目醒め、危機に対処できる国づくりを急がないと大火傷をする事になるだろう。