敗戦後72年間の長きに亘り、日本は事実上アメリカに護られて来た。決して平和憲法に護られていた訳ではない。国際情勢が大きく変わろうといている今、日本も国の在り方を変えなければ、これからは生きては行けない


反日国家について考えた場合、幾つかの種類に大別する事ができる。最も簡単に思いつく例では、韓国と中共が思い浮かぶだろうが、白人国家の中にも反日国家は多い。アメリカ、イギリス、フランス、オランダ、そしてロシアなども反日国家と分類して間違いない。


大まかに分類すれば、白人国家として唯一、東洋の黄色人種の国、日本に日露戦争で完敗したロシア帝国の流れを汲む現在のロシア連邦には、一種のトラウマにも似た日本への復讐心があっても可笑しくない。現在のロシア国民に親日家が多い事も事実だが、旧ソ連邦の時代から現在のロシア連邦を率いる政治的指導層には、日本に対する拭い切れないリベンジ意識があるのは間違いない。


日露戦争など遠い昔の事と日本人は軽く考えるが、大東亜戦争の敗戦後に日ソ不可侵条約を一方的に破って日本に侵攻し、通説では60万人以上の武装解除した日本兵を極寒のシベリアなどに連行して強制労働させ、約1割の死者を出した事を、軽く忘れ去る日本人は少ないだろう。ロシアの政治指導者の意識にも日露戦争に於いて白人として史上初めて黄色人種に破れたという屈辱がこびり着いていても当然である。


歴史的に有色人種国家を殲滅したり、植民地経営で裕福に暮らしていた白人宗主国にとって、「五族協和」「八紘一宇」の理念を唱え「大東亜共栄圏構想」を以って、有色人種国家でありながら、白人国家に「人種平等」の名の下に植民地を手放すように諭した大日本帝国は、白人優越意識を持った者たちには許しがたい国だったであろう。日本はその白人たちに完膚なきまでに敗れはしたが、戦後は経済発展を遂げ、白人宗主国たちは結果的に旧植民地をほぼ全て手放す事になってしまったのは、小生意気な日本人のせいである。彼等、旧白人宗主国たちが未だに日本を恨んでいても不思議ではない。


白人の旧宗主国でありながら、その範疇に入り切らない反日国がアメリカ合衆国である。今までの凡そ四半世紀の間、唯一の超大国にして、日本の軍事同盟国、米国は、他の白人国家とは一線を画する独自の反日国である。大東亜戦争を本気で戦った国同士だからこそ、追い詰められた時の日本の恐ろしさを身をもって知っているのが米国である。日本に対する警戒心はひとしおであろう。


そして中華人民共和国。彼等は直接日本とは戦っていないが、歴史的に中華思想を旨とする民族を自負しており、現在では中国共産党の正統性を唯一、抗日戦に見出し、それを政治利用する事で13.7億人の人民の上に君臨している。大陸から日本軍を追い払ったという捏造話が中国共産党の唯一の拠り所とされた瞬間から、中共にとって日本は絶対悪でなければならないという宿命を負ってしまったのである。


そして反日国家群のトリを務めるのが南北に分かれた朝鮮民族たちである。北朝鮮は反日よりも反米を拠り所としている国だから、ここでは韓国としておこう。韓国は、ドイツに対するオーストリアのように、敗戦国ドイツに6年間に亘って「併合」されていて、ドイツと共に戦いドイツと共に敗戦を迎えたオーストリア同様、間違いなく敗戦国である。併し、韓国人は史実を受け止める事ができず自らを戦勝国と認識している不思議な国である。事実、日本の敗戦後から3年が経過してGHQから独立を認められると、初代韓国大統領李承晩は、韓国を戦勝国の一員に加えて欲しいと米国に嘆願した。勿論、そんな事が認められる訳もなく、韓国の主張は一顧だにされなかった。


併し、GHQは日本統治を成功させる為に、日本国民に対する洗脳工作の必要性から、韓国を敗戦国とはせずに第三国という中途半端な身分に留め置いた。これが現在の韓国を狂わせている大きな一因であるのだが、韓国は韓国で世界中を見渡しても極めて理解困難で下賤な民族である為に韓国自身が大きく混乱している。頭が悪いと言ってしまえばそれまでだが、普通の理屈が通用する民族では無いのである。


以上、大きく分けて「反日国家」は、以下の四つに分類できる。

1)日露戦争に負けた復讐心を捨て切れないロシア連邦

2)日本のせいで植民地を失って貧しくなった旧白人宗主国たち

3)日本の同盟国でありながら、日本に対する警戒心を拭い

   切れないアメリカ合衆国

4)南北に分かれている朝鮮民族。特に大韓民国。


こう考えると日本の周りは敵だらけである。敗戦後に戦勝国米国から平和憲法なる、どう考えても主権国家の憲法とは呼べない「日本国憲法」を授かり、『東京裁判史観』の呪縛から抜け切れないまま「日本国憲法」を有り難く押し戴いて来はしたが、敗戦後72年が経過した今、国際社会は大変貌を遂げ、米国にも国際社会の一大転換を先取りするようにトランプ新大統領が登場した。


日本は敗戦後の72年間のように、米国に自国の安全保障を丸投げして、「日本を護る為と雖(いえど)も日本人の血は一滴も流さない」などとは言ってはいられない状況に立たされている。反日左翼や善良すぎるお花畑左翼たち、況してや心を母国に置いて来た反日帰化人たちの国防論は聞く価値もないが、往々にして善良な普通の日本人こそ戦後教育に毒されているものだ。


私はそういう人たちよりは、ネトウヨと揶揄される人々の方が健全に思えてならない。何に於いても極論は避けた方が無難だが、今の国際情勢では少々右側に立っている人たちの方が正しい事を言っているように思える。日本を愛し、日の丸・君が代を忌み嫌わない国民こそ、今、日本の国が必要としている国民だろう。日本人である以上、ご皇室を敬い、天皇陛下を尊ぶのは当然の事である。


日本の国と、そこに住む家族や、自分たちの子々孫々の幸福を願うならば、日本の国が今おかれている状況を正しく認識して、それに則した行動をとる事が求められる。冒頭に話を戻すが、今、日本の周りは敵だらけであるという認識だけは持っていた方が良い。