シャルル・ダレの『朝鮮事情』に見る李氏朝鮮。韓国人は真実の歴史を学び直すべきだが、それができないのが韓国人の韓国人たる所以であろう。外国人から見た日韓併合前の李氏朝鮮の実態を韓国人は知るべきだ。朝鮮民族が日本によって地獄から救われた史実を素直に受けめられず、反日を続ける姿には呆れると当時に哀れさを感じる


フランス人宣教師シャルル・ダレ (Charles Dallet, 1829~1878) が出版した『朝鮮事情』は李氏朝鮮の後進性、政治的腐敗、社会的混乱、文化的貧困等を完膚なきまでに暴き、欧米に於ける朝鮮の後進的腐敗イメージを確定した。


前編に続いて『朝鮮事情』の記述を見ながら、李氏朝鮮と日本との関わりを分かりやすく解説していきたい。『朝鮮事情』は次のように記している。

『朝鮮に於ける学問は、全く民族的なものではないという点である。読む本といえば支那のもので、学ぶ言葉は朝鮮語でなく漢語であり、歴史に関しても朝鮮史はそっちのけで支那の歴史を研究し、大学者が信奉している哲学体系も支那のものである。写本はいつも原本よりも劣る為、朝鮮の学者が支那の学者に比べて見劣りするのは、当然の帰結である。』 


フランス人の目から見ても自国の言葉を顧みずに漢語(外国語)を重用し、自国より宗主国の学問を信奉する朝鮮の在り方は不可解に見えたのだろう。現在の韓国は漢字を捨てて日本人が教育し普及させたハングル文字のみにしてしまった為に、せっかく積み重ねてきた漢語での知識を活かせないでいる。韓国の学生はハングルしか読めないから漢字で書かれた書籍、特に歴史書を理解できない。韓国人が国民的に歴史を軽んじるのは歴史を知らないからなのであろう。その韓国人が日本人に向かって「歴史を鑑とせよ」などというのだから嗤わせる。そして韓国人が現在やっている事は、実際は空白しかない歴史を妄想逞しく飾り立てて、今では「韓国半万年の歴史」などと胸を張っているのだから真面な感覚では着いて行けない。他国の事ながら「少しは真面目に歴史を勉強し直しなさい」と言いたくもなる。


では実際の李氏朝鮮について考えていきたい。李氏朝鮮及び韓国の性習慣はアジアはおろか世界的に見てもかなり特殊である。支那に対する冊封という惨めな歴史ゆえ朝鮮は古来から支那に毎年美女を大勢献上していた。おそらくそれが原因と思われるが朝鮮に於いては近親相姦が常態化していた。遺伝子検査で証明された事実であるが、母と息子との間に生まれた者が多く存在する。そして朝鮮では歴史的に女性の地位は無きに等しかった。日本が併合するまで朝鮮の女性は名前すら持てなかった。日韓併合前まではチマチョゴリの胸の部分は常に開いていた。諸説あるが、男子を出産した女性が誇らしく授乳する為だとか、両班がいつでも女性の乳を触れるようにそういうつくりになっているというとか言われている。


その辺についても『朝鮮事情』は書き記している。『朝鮮に於いても、他のアジア諸国と同じように、風俗は甚だしく腐敗しており、その必然的な結果として、女性の一般的な地位は不快なほど惨めで低い状態にある。女性は、男性の伴侶としてではなく、奴隷もしくは慰みもの、或いは労働力であるに過ぎない。』 矢張り〈乳出しチマチョゴリ〉は両班が悪戯する為に工夫されたのだろう。それが分かっているからか、韓国が誇らしくチマチョゴリの伝統を広めているが、その中に〈乳出しチマチョゴリ〉は一切登場させていない。韓国の女性は女性の地位向上と恥ずべき悪習の禁止をした「日韓併合」に感謝するべきだろう。


『朝鮮事情』にはこんな事も書いてある。『この世では、もっとも良い事でも常に悪い反面を伴っている。これまで述べた質朴な習慣にも、幾つかの不都合な点がある。その中でも最も重大な事は、それらの習慣が一群の悪い奴らの怠け癖を野放しにする事である。これらの者は、人々の歓待を当てにして全く仕事をしないで、あちこちをぶらぶらしながら生活する。もっとも図々しい者になると、豊かな人や余裕のある人の家にまるまる数週間も身を落ち着け、服までも作ってもらう。』


 これは大東亜戦争に日本が敗戦して韓国の統治権を手放すと、日本に元から住み着いていた朝鮮人や、新たに密航してきた朝鮮人の、日本人にとっては甚だ理不尽な行動と符合する。マッカーサーに朝鮮人たちの本国送還を懇願した吉田茂(当時)首相は、「彼らは働かないでぶらぶらしているか犯罪に手を染める。渡航費用は日本が持つから、一刻も早く本国に送還させたい」と手紙に書いている。実際、焼け野原になった土地を不法占拠したり、疎開で留守中の家屋に勝手に入居して平然と居座る朝鮮人が後を絶たなかった。これは数百年も前からの朝鮮民族の習性だったのだろう。


『朝鮮人は一般に、頑固で、気難しく、怒りっぽく、執念深い。それは、彼らが未だ浸っている半未開性のせいである。異教徒の間には、何らの倫理教育も行なわれていないし、キリスト教徒の場合も、教育がその成果を現すまでには時間がかかる。大人は普段の怒りを笑って済ませるから子供たちは殆んど懲罰を受ける事もなく成長する。成長した後は、男も女も見境の無いほどの怒りを絶え間なく爆発させるようになる。』


朝鮮人の怒りっぽさは今更説明するまでもないが、『朝鮮事情』では〈半未開性〉のせいにしている。「男も女も見境の無いほどの怒りを絶え間なく爆発させる」のは現代の韓国でも変わらない。捏造性奴隷を騙る時の理論無用の興奮ぶりや、朴槿恵氏弾劾のロウソク・デモなどにも現れている。朝鮮民族とは、一度興奮しだすと歯止めがかからないのだ。


『不思議な事に軍隊は概して非常に弱く、彼らは重大な危機があると見れば、武器を放棄して四方へ逃亡する事しか考えない。』

これはカネと米国への移民枠欲しさに志願したベトナム戦争への参戦でも証明された事である。韓国軍はベトコンとは戦いたがらず、常に一般村民を攻撃したという。更に、酷い事に韓国軍は一般村民を想像を絶する方法で拷問し虐殺した。古来から身についた事大主義により相手が弱者と見ると見境なく残酷に豹変するのは、李朝時代に自分たちが両班に酷い拷問をされ続けた歴史の裏返しなのであろう。弱者であるベトナム村民への所業は、普通人間の感覚では考えられないほど残虐であったという。


『衣服は、白衣という事になっているが、併し、ちゃんと清潔さを保っているのはとても労力のいる事なので、大抵の場合、濃厚な垢のため色変わりしている。不潔という事は朝鮮人の大きな欠陥で、富裕な者でも、しばしば虫がついて破れたままの服を着用している。』


これを読めば現在の韓国が自慢する異様に派手な原色使いのチマチョゴリや韓服の伝統が嘘である事が証明される。妄想逞しい韓流時代劇の衣装も豪華絢爛づくしだが、朝鮮では日韓併合前までは顔料で布を染色する技術を知らず、韓服は殆んど白かった。故に彼等は〈白い民族〉とも呼ばれていた。衣装の色ひとつ見ても、ご自慢の韓流時代劇が如何に妄想の産物であるかが如実に分かる。


『朝鮮人は、科学研究の分野に於いて殆んど進歩の跡を見せていないが、産業の知識に於いては、尚更遅れている。この国では、数世紀もの間、有用な技術は全く進歩していない。』


五世紀もの間、何も進歩しないなどとは想像でき難いが、これが真実である。貨幣経済も産業と呼べるものも商店すら朝鮮には何も無かった。日本が併合して初めて度量衡を統一し、貨幣を流通させて経済活動を教えた。朝鮮人はとにかく何も知らなかった。木を曲げる技術を知らないから、車輪も、桶も、樽も、勿論、水車すら江戸から設計図を貰って数百年経っても造れなかった。日帝が韓国の産業を搾取したというが、当時の朝鮮には搾取すべき産業そのものが無かった事が『朝鮮事情』にはちゃんと書いてある。流石の韓国人も外国人の記述だから客観的事実だと認めざるを得ないだろう。


『商取り引きに於けるもう一つの障害は、交通路の惨めな状態である。航行の可能な河川は非常に少なく、ただ幾つかの河川だけが船を通すが、それもごく制限された区域の航行が許されているだけである。この国は、山岳や峡谷が多いのに、道路を作る技術は殆んど知られていない。従って殆んど全ての運搬が、牛か馬、若しくは人の背によって行なわれている。』


これらも併合した日本人の手によって悉く解決した。道路も、河川も、橋も、港湾設備も、全ての交通インフラは韓国人が憎んでやまない日帝がつくってあげた。交通インフラのみならず、ダムを建設して朝鮮人が見た事も想像した事も無かった電気設備を導入し、庶民には無かった学校や、近代的な病院を多数建てた。未開土人の朝鮮人は一足飛びに近代生活ができるようになった。日帝が灌漑設備を整えたから主食のコメの増産に成功し飢饉が無くなった。寿命も人口も35年間で倍増し、庶民の識字率は0%から64%まで向上した。白人の植民地になっていたらこのような事は絶対に無かっただろう。これでも韓国人は日本人を憎むのを止めないのか? 日本人には理解できない。


『朝鮮事情』からの引用も最後にしよう。『政府は、己れの保持の為には必要であると信じているこの鎖国を、細心に固守しており、如何なる利害や人道上の考慮を以ってしても、これを放棄しようとしない。1871年、1872年の間、驚くべき飢饉が朝鮮を襲い、国土は荒廃した。余りの酷さに、西海岸の人の内には、娘を支那人の密貿易者に一人当たり米一升で売る者も居た。北方の国境の森林を越えて遼東に辿り着いた何人かの朝鮮人は、惨たらしい国状を図に描いて宣教師たちに示し、「どこの道にも死体が転がっている」と訴えた。併し、そんな時でさえ、朝鮮政府は、支那や日本からの食料買い入れを許すよりも、寧ろ国民の半数が死んでいくのを放置しておく道を選んだ。』


無能で、国民に対して残酷な李氏朝鮮は、日本のお陰で晴れて「大韓帝国」として独立するも、国家運営がままならずに、日本に助けを求めてきた。4度に亘る日本への併合懇願の末、日本は国際社会の賛同を得て、国際法に則った条約により平和裡に「日韓併合」を果たした。これを〈武力による過酷な植民地支配〉などというのは、史実歪曲も甚だしい。


韓国人には5世紀以上に亘って民族のDNAに刻み込まれた「反日感情」を正せと言っても無理かもしれないが、日本人はいい加減『東京裁判史観』から抜け出して自国に負わされた偽りの贖罪意識を捨て去るべきだ。先ず、日本の中学校の歴史教科書から「日本は武力により朝鮮を植民地支配しました」という文言を変えるべきだろう。そして、識者やコメンテーターにも「日本が朝鮮を植民地支配した」と平然と語るの止めさせよう。そういう小さな一歩から、『東京裁判史観』からの脱却は始められる。