《中共に「人権の尊さ」を諭す国は無くなった。中共による『歴史戦』のターゲットになっている日本政府には、いずれ日本を「自治区」にしようとの漢民族の執拗な意図が全く見えていない。満州・チベット・東トルキスタン・南モンゴル 次に狙われているのは尖閣諸島・沖縄・日本本土である。日本政府には未だ人権迫害を続ける中共にODAを与え続ける愚策を即刻中止して欲しい》


中華人民共和国建国の年、1949年にチベット侵略は開始された。今、国際社会にはChinaと呼ぶ事を許しながら、日本には「China=支那」と呼ぶ事を許さず、「中国」と呼ぶよう強要している漢民族の独裁国家、中華人民共和国は、「民主改革」の名の下、中共全土で自国民5,000万人以上を犠牲にしたといわれる「大躍進政策」「文化大革命」などを経て、1979年頃までにチベット全域で「チベット人大虐殺」を行なった。2000年代に入ってからも漢民族はチベット人など侵略した異国の民族への様々な弾圧・迫害・虐殺を続けている。


チベット亡命政府や国際司法裁判所(ICJ)の『チベットと中華人民共和国』報告、アムネスティの『中共における拷問』(1992年)、国連人権委員会の『チベットに於ける真実』などが、中共政府の恐怖政治を告発したが、中共は、これらの主張を悉く否定している。否定された側は否定されると、もうそれ以上の非難をしない。国連は、横暴を極める中共には無力を晒け出している。国際司法裁判所(ICJ)は1997年にも、「中共によるチベットへの弾圧激化」を報告し、2016年には東南亜細亜諸国の領海である「南支那海を埋め立て、軍事拠点化」した行為を、国際法違反と指弾しながら、鼻でせせら嗤われても、ただ沈黙を守るだけで、実効性ある行動は何も取れない。ICJは、ただのお飾りである。


1953年にチベット亡命政府が主張した、中共による犠牲者120万人は、チベットの総人口600万人の5分の1が中共により虐殺または行方不明にされてしまったという驚くべき数字である。19501976年の間の犠牲者数は、チベット亡命政府によると、次のように推定される。


173,221人のチベット人が、刑務所もしくは強制収容所で死亡。

156,758人が処刑死。

342,970人が餓死。

432,705人が戦闘もしくは暴動中に死亡。

92,731人が拷問死。

9,002人が自殺。

合計1207387人。


ここには1980年代以降の犠牲者数は含まれていないから、以後の37年間にどれほどのチベット人が犠牲になったのか想像もつかない。中共=漢民族とは現代に生きる「悪魔」である。漢民族は、ここの他に、東トルキスタン(ウイグル)、南モンゴルでも同様な非人道的行為をし続け、満州に至っては民族浄化(ジェノサイド)を完了させている。このような非道な国家を常任理事国に迎えているのは、国連(=連合国)の恥であり、人類全体の恥である。


中共政府はチベット自治区指導部の大多数は少数民族が占めていると主張し、漢民族独裁を否定している。だいいち他の主権国家を一方的に「自治区」などと呼ぶ事は許されない。然も、「政教一致」を廃止し、民主的な政治制度を導入したとして、近代化に貢献し「侵略を正当化」するに至っては何をか況んやである。中共に「民主的な政治制度」などある筈はない。悲しいかな、このような嘘が罷り通るのが現代の国際社会なのである。


法律により、チベット自治区人民代表大会の議員(代表)や全人代の議員の約80%がチベット族などの少数民族であり、自治区政府主席や各級政府の主要な役職もチベット族でなければならず、職員もできるだけチベット族などの少数民族と規定されていると中共政府は嘯いている。これを確認しようとする海外の視察団は頑として受け入れない。なぜか? 全て「嘘」だからである。


人民代表大会はチベットでも行ない、100万人の農奴からも代表を参加させ、第一期人民代表大会の代表301名の80%以上が元農奴と元奴隷の少数民族で、チベット上層部の愛国者と宗教界からも11%以上の代表が選出。現在、95%の有権者が県級の直接選挙に参加。一部地方の有権者立候補率は100%を達成しているとも中共は主張している。これも真っ赤な嘘である。中共で95%の直接選挙など有り得ない事は国際社会の常識である。


人民代表大会の代表者は、自治区平均でチベット族など少数民族出身者が80%を占め、県、郷級では90%になるという。 自治区、市、県の公務員の内、77.97%が少数民族出身者で、自治区人民代表大会は地域にあった条例を制定し、逆に地域の実情に合わない国家レベルの法令の停止を実施している、と中共は主張している。このような独裁者の嘘を聞かされると胸が悪くなる。漢民族は侵略し、征服した民族が持つ固有の言語を禁止し、中国語の教育しか許さない事は、既に周知の事実である。国家レベルの法令を押し付けていない訳がない。


だいいちチベット人を「チベット族」ということ自体が間違いである。本来、独立した国の国民を呼ぶ場合「族」ではなく「人」とするべきだ。従って『チベット人』『ウイグル人』『(南)モンゴル人』と呼ぶべきである。更に「南モンゴル」を「内モンゴル」と呼ぶのも間違いである。日本の閣僚経験者までもが、平気で「内モンゴル」などと中共側に立った発言をしているのを聞くと、呆れるより先に悲しくなってくる。


これらが中共政府の「嘘」である事は疑いの余地の無い事である。中共のチベット解放とは完全な侵略行為である。中共は歴史的に見ても隣接する国を侵略して拡張してきた。清王朝の最大の領土を今の中共の領土と考えているようだが、それならチベットはその版図に含まれてはいない。歴史的に見てもチベットが支那の領土であった事は一度も無い。


本来、漢民族の住んでいた領域は中原(ちゅうげん)と呼ばれ、中華文化の発祥地である黄河中下流域にある平原を指した。春秋戦国時代に周の王都があった現在の河南省一帯が、後に漢民族の勢力拡大(異民族の住む地域への侵略)によって広く黄河中下流域を指すようになり、河南省を中心として山東省の西部から、河北省・山西省の南部、陝西省の東部にわたる華北平原を指すようになった。それを含めても元々は極めて限られた狭い領域・国であった。


中共政府の「人権侵害・迫害」「同化政策」は、チベット人、ウイグル人、モンゴル人を現在も確実に苦しめ続けている。優れた固有の文化と伝統、宗教を持つ民族が漢民族によって地球上から消し去られようとしている。漢民族の「人道に悖る行為」が現在も続けられているのだ。日本に対しても過剰なまでの内政干渉をし、自国の侵略行為を顧みずに、屈辱を受けた過去を「日本だけの侵略行為」と捏造糾弾してばかりいる。サム・キーン氏は「敵は自我の否定的側面から構成される」として、「自分の内には認めたくない性格の全てを他人に押し付ける事で、不安と罪悪感を縮小する」と述べている。正に、漢民族は日本人に対してそれをしている訳だ。日本を戦犯国家と呼ぶ事は中共自らが「戦犯国家」であるとの疚しさを持っている証しである。そして無責任な国際社会は中共の言い分を受け入れてしまっている。


チベットや、東トルキスタン・南モンゴルでの中共・漢民族の行為はどのような観点から見ても正統化のしようが無い野蛮な侵略行為である。また最近の日本に対する尖閣諸島や、沖ノ鳥島近海での領海・領空 侵犯は、以然として中共の覇権体質・領土的野心が全く変わっていない証拠と言える。国際社会が黙っていれば、中共は領土的野心が黙認されたものと解釈して、更なる領土拡張を試みるだろう。中共・漢民族の野心にストップをかける者が現れない限り、彼等の領土的野心はとどまる事を知らないだろう。


今、チベット、東トルキスタン、南モンゴルの地で人権迫害を堂々と続け、それを「内政」と強弁する中共に、先進主要国は黙認の姿勢を崩さないできた。人道や正義など脇へ追いやり、中共に対してはどの国も経済的損得を最優先している。次の被害国と狙われている日本も例外ではなく、愚かにも他国の被害だと目を背けている。英国に至っては、25千億円の商談と引き換えに、中共の要求通りエリザベス女王への接見を、国家元首でもない李克強首相に許した。米国は中共経済を運命共同体の如く支えている。


トランプ新大統領の強気の言動も、こと中共が相手となると、慎重にならざるを得ない。習近平との首脳会談中に敢行したシリア空爆も遠く離れた中東の地だからできた事で、別に大胆でも何でもない。同じ事を北朝鮮にはできないから、シリア空爆を見せて、中共が北朝鮮への関与に本腰を入れるよう働きかけているだけだ。米国本土に届くICBMが完成する間際まで、米国が北朝鮮に直接手を下す事はない。YouTubeなどで取り上げられる専門家たちは視聴者が喜ぶ米国による北朝鮮攻撃を盛んに予想するが、米国の損得勘定が分かっていない。


白人先進国にとっては中共に対して「人権侵害」という言葉は、もはや禁句となった。トランプ大統領も中共に「人権侵害はいけない事だ」などと米国の利害に関係のない事は決して言いはしない。巨悪中共と本気で闘うのは、地理的に不運で非力な被侵略国自身だけである。その中には当然日本も含まれる。国際社会では、力により押し潰される時の被侵略国のうめき声だけが中共非難の声なのである。これが非情な国際社会の現実である。チベット人が自国・自民族防衛に使うのは暴力ではない。我が身を焼く事で理不尽な現実を国際社会に知らしめる事で抗議するしか彼等には方法がないのである。他国がそれを無視するのを知りながらも、若い僧侶たちの焼身自殺は続くだろう。


嘗ての日本の先人たちのように、奴隷の境涯を受け入れるよりは死を選ぶのが、今のチベット人の姿なのである。日本人に、チベット人、ウイグル人、南モンゴル人の痛みが分からない訳がない。併し、今の日本人は真実から目を背けるテクニックを身につけて、知らん顔を決め込む卑怯者に成り下がっている。


日本は日本の倫理観に基づく主張を今からでも堂々と声高に主張しないと、どんどんと暴虐を極める中共=漢民族に、何れは日本の国益を奪われてしまうだろう。中共=漢民族は、日本を中共の自治区にしようとの野望を真剣に心の内に秘めている。『漢民族と華僑ネットワーク』は100年前からその野望実現の為に行動を起こしている。中共はその野望が形作られる前に日本が覚醒する事を恐れているが、米国に抑えられ、臆病に慣れきってしまった日本の言動は、中共に誤ったシグナルを送り、自信をつけさせている。


現代と将来の日本人には焼身自殺で抗議する事は出来ないだろう。中共の脅威が現実のものとして眼前に迫っているというのに、日本人の一部は「日中友好」を謳い、いじましく中共政府に未だにODAを差し出し続けている。日本人は先人が心に備え持っていた「危機に備え、見抜き、それに打ち勝つ知恵」と「勇気」「覚悟」を取り戻さねばならない。国家防衛は常に最悪を想定しておくべきものである。漢民族と同様なほど身勝手な歴史を歩んできた米国に、自国の安全保障をいつまでも丸投げしていてはいけない。


敗戦により戦勝国に偽りの歴史観を強要されている現実に慣れきってしまってはいるが、本来、主要先進国の中で、〈歴史的に道義を踏み外していないのは日本人だけ〉である。日本人は、その事実を思い出すべきである。日本国の目標は「米国からの真の独立」だけではない。日本は、中共のような大国が人の道を踏み外した時、正面から「悪徳は間違いである事を諭す」力強い国にならねばならない。善なる日本人の存在こそが、全世界の正義を求める国々の救いとなるのである。国力とは、経済力・軍事力・精神力、そして崇高なる精神性の結合である。ここまで落ちぶれてしまった今の日本には、歩むべき道は限りなく遠いが、大志を持って生き抜こう。それが日本人に与えられた使命なのである。