《どうして日本人は故無き抗議に敢然と立ち向かわずに、その場を治める(逃れる)為に、主張すべき正統性を主張せず、相手の言いなりになってしまうのか? それは日本人の誇りの切り売りである》


様々な式典で国旗掲揚、国歌斉唱が行なわれるのが国際社会の常識であるが、米国人は実に誇らしく星条旗を仰ぎ見、実に堂々と国歌を口ずさむ。それに対して我が国は、国旗掲揚、国歌斉唱時に起立を拒否したり、その場を立ち去ったりする者が決まって現れる。私立校の入学式・卒業式などでは、国旗国歌に関わる事項が式次第からそっくり抜け落ちていたりする。これは教育現場としても、国家としても異常である。


日本のこの異常事態の原因の結論を言えば、『東京裁判史観』が未だに日本国民の思想信条に染み渡ってしまっているからである。これはイデオロギー化しているから、解決するのは中々困難である。彼等は日本人でありながら「日の丸・君が代」を心底 忌み嫌う。日本人として未熟で甘えた連中ではあるが彼等もまた我々と同じ日本人である事には変わりはない。彼等のような一群の比率を減らして日本が成熟した独立国家として国際社会に根を降ろす為にはおそらく更に数世代の時をかけないと無理なのかも知れない。


日本国民の精神を蝕み続ける『東京裁判史観』とはそれほど根深く深刻な問題である。日本国民は敗戦と「東京裁判」に代表される占領軍の徹底した洗脳統治政策により、本当に憐れで恥ずべき臆病者にされてしまった。サッカーのJリーグの試合でも、国際試合に於いても運営側は入場者が持ち込もうとする「旭日旗」を取り上げると言う。何故か?  韓国人による「戦犯旗」騒動を恐れているのである。そういう運営側の規制を受けると、サポーターは次の試合には「旭日旗」を持ってこない。問題意識を持たないまま自主規制してしまうのである。「旭日旗」は国際的に何時から「戦犯旗」になってしまったのか?  韓国人以外に「旭日旗」を「戦犯旗」と非難する民族はいない。陸上自衛隊や海上自衛隊にも採用されている、恥ずべき歴史など全くない日本の国を表す国旗に準ずる旗である。


根拠のない不当な言い掛かりに対して、正当な抗議もせずに「自主規制」や「自粛」してしまうのは日本人の悪しき国民性である。連合国軍最高司令官総司令部(GHQ/SCAP)の厳しい検閲と発行停止というペナルティを恐れて、日本国民を散々戦争へと扇動し、大本営の発表に忠実だった新聞は、一夜にして変節し、GHQ/SCAPのしもべとなって、彼等のいうがままに今までとは逆さまな嘘を報道した。ラジオも当時始まったばかりのテレビ放送も、マスメディアは押し並べて自主規制をして、『東京裁判史観』を丸々受け容れた。積極的過ぎるほどに受け容れた。


日本人の中からは、ドイツ軍に占領されていた当時のフランス国民のようなレジスタンス活動は生まれなかった。マッカーサーは日本人の従順さ、臆病さに驚いたという。全ての日本人が臆病であった訳ではない。勇猛果敢なる日本人は、天皇陛下の敗戦の詔勅に忠実であっただけである。併し、日本人の中から、変節したマスメディアや敗戦利得者という、所謂、裏切り者が多く現れた事は否定しようのない事実である。現在のマスメディアは、忌むべき在日韓国朝鮮人に多く入り込まれ、彼等が責任ある地位に就いてしまった為に、殊更反日的に変質してしまった。


その上、日本人の多くには「一時の争いを避ける為に自ら進んで故無き汚名を認めてしまう」と言う愚かな行動にでる習性が身に付いてしまっている。捏造「慰安婦問題」はいつしか捏造「性奴隷問題」となり、捏造「南京大虐殺問題」では村上春樹氏のように自ら被害者数を上乗せして40万人と言い出す者が現れ、マスメディアも教育現場でも「日韓併合」を韓国の主張通り「武力による植民地支配」と言うのが通例となってしまった。これは由々しき事態である。始めから信念を持って自らの正当性を主張すれば良いものを、一時の、その場限りの争いを避ける為に、相手の言いなりになる、この日本人の恥ずべき国民性がどれほど問題を複雑化させているか計り知れない。


特に米国と特亜の国どもに対する日本政府の気の遣いようは、志ある日本国民としては、見るに忍びない程である。安倍首相は従来の首相の中では珍しく特亜の二国(中共・韓国)には比較的 毅然と対応しているように見えるが、河野・村山・小泉の売国談話を「全体として引き継ぐ」事を既に表明し、その後、「日韓合意」という信じられない「冤罪の丸のみ」という売国行為を国際社会監視の中でしてしまった。取り返しのつかない失政である。


そんな事だから「明治日本の産業革命遺産」のUNESCO登録に際して、韓国の策謀に嵌まり当日になって「強制性」を認める一文を入れると言う現場の失態にもお咎め無しなのである。日本国総理大臣の責任としてUNESCOに突き返すぐらいの男気を見せて欲しいところであった。これでまた「歴史の捏造」に国家と国際機関がお墨付きを与えてしまう事になった。


韓国は前日まで「世界遺産登録に協力する」と日本を騙し、安心させておいて、当日になってもギリギリまで虚偽の言動をして日本を慌てさせたそうだ。驚いた日本側が確認すると「強制性の一文を加えろ」と豹変したそうである。ここで日本人の悪い癖が出た。本国(日本)と連絡を取りながらも外務省の役人仕事で「強制性」の一文を加える事でその場を治めたそうである。このような不甲斐なさの繰り返しで日本の名誉は度々削り落とされてきた。


韓国など真面な国と認めず相手にしなければいいものを、心ある日本国民が心の中で泣いているのが安倍首相には分からないらしい。こんな状況では如何に米国の要請があったとしても、混乱に喘ぐ韓国に救いの手など差し伸べないで欲しい。朝鮮半島有事を明文に韓国を助けてはいけない。朝鮮民族に改心を期待しても無理である。裏切りの繰り返しが見えているのに、みすみす罠に嵌る行為は金輪際お断りしたい。政界や財界、法曹界や教育界、マスメディアなどで韓国に利益誘導する「在日や特亜系帰化人の公表と追放」は、病める日本にとっては喫緊の課題である。


在日擁護法とも呼ぶべき所謂「ヘイトスピーチ対策法」を自民党が提出し、国会を通過させるような今の日本の在りようでは、「在日や特亜系帰化人の公表と追放」など夢のまた夢なのかも知れない。日本の内部腐食は既にここまで来ているのだ。


韓国は妄想に基づいて歴史を捏造する誠に邪悪な国である。世界遺産問題で「勝利した」と大喜びする韓国人の次なる捏造工作の的は「桜」である。ついこの間までソメイヨシノは韓国起源だと自信満々で吹聴して回っていた時期があったのは記憶に新しい。


「日本のサクラは本来、私たち済州の王桜であり、これを日本が取って植えたに過ぎない」

(「中央日報」系列の韓国「日刊スポーツ」14年3月11日付電子版)


ところがこれが遺伝子解析などで間違いだったと気づいたらしく、今度は「桜」は軍国主義の象徴だと言って騒ぎ出した。「帝国主義日本は『天皇のため桜の花びらのように散れ』と扇動して若者たちを戦場に追いやった」そうである。日本人の美意識・感性としてそういう捉え方も確かにあった。併し、昨日まで韓国起源を主張していた「桜」を、韓国人が俄かに「軍国主義」の象徴と騒ぐのはどう考えてもおかしい。


「お花見」の習慣も韓国が日本に教えたと言っていたが、これから毎年訪れる「桜」のシーズンに韓国人たちは「花見」を控え、軍国主義だと騒ぎを起こすのだろうか? もしかしたら各地の桜の名所にある「桜の木」を全て抜き取りでもするのだろうか? おそらくそんな事はしまい。何事もなかったように日本が伝えた「お花見」を韓国人は楽しむだろう。だいいち韓国起源と言いながら、韓国の古い文献には「桜の詩」ひとつ出てこないし、絵画なども桜を題材にしたものは皆無である。〈朝鮮に桜を愛でる文化が無かった〉のは明白だ。自己矛盾など御構い無しなのが韓国人なのである。


韓国紙最大手「朝鮮日報」の日本語電子版(2015年7月14日)のコラムによると、オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)新庁舎建設に当たり、2014年に日本が庁舎の周囲を桜の木で囲む事を提案してきた。そのため韓国は「絶対反対」と声を上げ外交合戦を繰り広げた。


反対の理由は、日本の桜が軍国主義の象徴だからで、帝国主義国日本は「天皇のため桜の花びらのように散れ」と扇動し、若者を戦場に送ったり、学徒兵に桜の枝を渡して戦場に送り出したりした。また、「神風特攻隊」の戦闘機には桜の花が描かれていたし、軍人の階級章も桜だ、と説明した。その上で、こんなとんでもない解釈を提示している。


『ほかでもない戦争犯罪を扱う国際刑事裁判所をこのような桜で囲もうという試みは、日本が『戦争加害者』としての歴史を水に洗い流そうとしているからだ』


…いやはや、恐れ入った。こんな「邪悪で幼稚な精神異常国家」と上手くやって行ける訳がない。安倍政権は韓国の経済的苦境を助けるように米国から圧力を受けるであろうが、『絶対に日本は韓国を助けてはいけない』。米国には殊の外忠実な安倍首相であるが、韓国と関わる事だけは頑として断って欲しい。


韓国は「日本を心底憎む事が国民的アイデンティティー」である。韓国にとって「反日」はもはや「国家宗教」=「カルト」である。日本の名誉を一枚一枚剥ぎ取る事が「国家目標」でもあり「韓国国民の喜び」なのである。日本人がまたその場を治める為に韓国人の捏造を認めてしまわないように、韓国とは金輪際 関わらないでいただきたい。